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寿しらぼ三○二

伊豆下田、創業88年目の寿司屋が始める
新規店舗事業のブランド構築・ブランディング支援

プロジェクト概要

老舗寿司屋「美松」の4代目が始める新規事業、副業寿司職人が握る立ち食い寿司の新店舗「寿しらぼ三○二」の立ち上げ支援をさせていただきました。

業種 飲食業
支援内容 ネーミング/ロゴデザイン/コンセプト・タグライン/各種コミュニケーションアイテム(名刺・職人服・メニュー表)/店舗壁面アートデザイン・店舗外観デザイン
プロジェクト期間 4ヶ月
寿しらぼ三○二 ブランド展開の全体像

創業88年の伝統と、
「副業寿司職人」という新発想

伊豆下田で創業88年。4代にわたって受け継がれてきた寿司の技と、老舗「美松」が積み重ねてきた地域の信頼がありました。そこに、4代目・植松さんの「伊豆下田で失われゆく寿司文化を守りたい」という想いから生まれた「副業でも寿司職人になれる場をつくる」という前例のない発想と、人とのつながりを大切にする人柄が重なります。そして実際に、植松さんがケータリングや寿司体験を重ねる中で、参加した人たちから「楽しい」「おいしい」「もっとやってみたい」という声が集まっていました。その手ごたえこそが、この事業の大きなポテンシャルでした。

寿司体験に参加した人たちの様子

前例のないアイデアを、第三者にもお客様にも
伝わる形で表現できない

寿司店・コミュニティスペースの新規事業。構想への想いはあるものの、それを表現する言葉がまだなく、関係者に都度1から説明するコミュニケーションコストが発生していました。

課題の整理
  1. ロゴデザインを依頼するつもりだったが、本当は事業全体の正しい見せ方・伝え方に悩んでいる
  2. 前例のないアイデアを、自分が都度関係者に1から伝えないといけないコミュニケーションコストが発生している。
  3. 店舗づくりに関わるメンバー間で、共通認識が取れていない。
  4. 表層だけ見ると「立ち食い寿司店」ではあるが、この場所でやりたいことを表現する言葉として十分ではないと感じている。

ロゴで終わらせず、コンセプトから一貫した世界観をつくった

ゴール:事業コンセプトを明確にし、一貫した世界観に落とし込む

01膝と膝を突き合わせてヒアリング

現地に直接お伺いし、事業背景のヒアリングを実施しました。事業そのものだけでなく、下田の歴史やオーナーご自身の経歴・価値観・目指したい未来まで掘り下げ、より本質的なコンセプトづくりのヒントにしました。

膝と膝を突き合わせたヒアリングとマインドマップ

02コンセプト・タグライン・キャッチコピーの決定

ヒアリングからコンセプト「つながる、実験。」を定義。ストーリー形式の補足で、このコンセプトの背景や込められた思いを、事業を作っていくメンバー同士で立体的に理解できるようにしました。

コンセプト「つながる、実験。」のストーリー

さらにタグライン「寿司と出会いのクリエイティブスペース」で、機械的な実験室ではない"らぼ"の意味を再解釈

タグライン「寿司と出会いのクリエイティブスペース」

キャッチコピーは、副業寿司職人や、お店にきたお客様に直接訴求するための文章。お店のメニュー表にも入れています。

ブランドメッセージ「寿司を握って、出会いをつなぐ。」

03ロゴデザイン

実際に筆で書いた書をベースに、にじみの質感で伝統的・本格的な印象を表現。「◯+三」がお皿にのったお寿司に見える発見を活かした家紋風のデザインに。老舗・美松の落款印と下田名物キンメダイの印で、和らしさと遊び心を両立しています。

シンボルマークの構成と象徴 ロゴの細部の解説

連想ゲームでキーワードを出しつつ、ラフスケッチで自由に形を探っていったロゴ制作プロセス。1ミリ単位の検証を重ねて美しさを追求しています。

連想ゲームとラフスケッチによるロゴ制作プロセス

04デザインコンセプトを定義し、各種クリエイティブへ展開

「#本格的な #人間味がある #クリエイティブ #伝統的な #遊び心がある」の5つの形容詞をチームの判断軸として定義し、のれん・職人服・名刺・メニュー表・テーブル掛けまで、一貫した世界観で展開しました。

デザインコンセプト(5つの形容詞)の定義
店舗外観デザイン 職人服 名刺 紙袋 箸袋 掛け紙

寿しらぼ三○二の志

四代目の後継ぎとして、
伊豆下田の寿司文化を守っていきたい。

ブレない世界観と顧客接点を実現。
下田を訪れるインバウンドの交流拠点にも

コンセプトの明文化により判断軸が統一され、店舗デザイン・体験づくり・SNS発信でブレない顧客接点を実現することができました。その軸を起点に、事業としての手ごたえも着実に広がっています。

  • 日テレ・TBS・フジ・テレ朝の有名番組で取り上げられました。
  • 1年で14名の副業寿司職人がデビュー
  • クラウドファンディングで300万調達達成率151%を記録
  • 1年9ヶ月で延べ200名以上が寿司体験に参加。地元の小中高生向けにも実施。
  • 副業職人の本業や知り合いへと関係が広がり、通常の観光だけでは生み出しにくい関係人口を創出

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「副業寿司職人」紹介リール
メディアでのご紹介
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ほか、フジテレビ「Mr.サンデー」/日本テレビ「news every.」/テレビ朝日「ナニコレ珍百景」/BS朝日/テレビ静岡「ただいまテレビ」/文化放送「おはよう寺ちゃん」/朝日新聞・日本経済新聞 などで紹介されました。

“感覚でしか伝えられなかったことを、言葉とデザインにしてもらえた”

寿しらぼ三〇二 植松隆二様

寿しらぼ三〇二 植松隆二様

立ち上げのロゴやコンセプトから、その後の細かい制作まで、ずっとお願いしています。うちは寿司職人たちの本業の技術を掛け合わせながら集まって成り立っている店で、その中で一番「顔」になる部分を、可部ちゃんに任せています。僕自身、ずっと寿司の修行はしてきましたが、想いを言葉にするのが苦手で、ずっと周りに感覚で伝えることしかできていませんでした。それをひとつずつ言葉にして整理してくれたのが大きかったです。普段のお客さんへの説明も、ずいぶん楽になっています

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